SSブログ

山崎豊子さん三回忌 日本橋高島屋で追悼山崎豊子展 [訃報]

沈まぬ太陽山崎豊子さん三回忌

日本橋高島屋で追悼山崎豊子展


「沈まぬ太陽」白い巨塔」や「大地の子」などスケールの大きな社会派小説での人気作家、
山崎豊子さんが3回忌を迎えました


故人の軌跡を辿る追悼展が日本橋高島屋で開催されています


山崎豊子さんはどのような作家さんだったのでしょうか


1924年大阪府大阪市南区(現在の中央区)船場で生を受ける
実家は老舗昆布屋の小倉屋山本〈創業嘉永元年(1848年)、従業員200名を超える老舗問屋です〉


1957年、毎日新聞に勤務しながら書いた小説「暖簾」で作家デビュー。
翌年、吉本興業創業者の吉本せいをモデルに大阪女のど根性を描く「花のれん」で直木賞を受賞した。
これを期に毎日新聞を退職し作家生活に入ることになります


初期の作品は船場など大阪の地域世俗に密着した小説が中心で、その代表が足袋問屋の息子の放蕩・成長を描いた『ぼんち』。
市川雷蔵さん主演により映画化されました。1961年(昭和36年)『女の勲章』取材中に元同僚であったご主人と結婚。


1963年(昭和38年)より連載を始めた『白い巨塔』は大学病院の現実を描いた鋭い社会性で話題を呼び、田宮二郎さん主演で映画化されたほか、
数回に亘りテレビドラマ化された。最近だと唐沢寿明さん主演で放送されましたね。




神戸銀行(現在の三井住友銀行)をモデルとした経済小説、『華麗なる一族』も佐分利信の主演で映画化され、さらに2度に亘りテレビドラマ化された。
こちらはキムタクこと木村拓哉さん主演で放送されましたね。木村拓哉さん演じる万俵鉄平の自殺のシーンでは涙無しでは見れませんでした




その後、テーマ設定を戦争の非人間性など社会問題一般に広げていった。『不毛地帯』、『二つの祖国』、『大地の子』の戦争3部作の後、
日本航空社内の腐敗や航空機事故を扱った、『沈まぬ太陽』を発表しました。
こちらは渡辺謙さん主演で映画化されましたね



このように思いを込めて作った作品はほとんど映像化されています

現在、一度も映像化されていないのは、中・短編小説では『死亡記事』、
『ムッシュ・クラタ』、『へんねし』、『醜男』、『晴着』、長編小説では『仮装集団』、『約束の海』だけなんです。


執筆以外の活動もされていて

中国残留孤児の苦難を描いた「大地の子」の取材をきっかけに1993年、中国残留孤児の帰国子女に奨学助成する、山崎豊子文化財団を設立しました

死因は心不全で88歳で生涯を閉じられました





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
まかない付アルバイト Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。